あこがれの「普通」の話

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普通ってなに? 

私にとって、普通とは一言で言うならばあこがれです。

なんとなくのイメージはクラスにいるかわいい系の女子

かわいいファッションが好きで、似合って、おしゃれして、思春期になったら恋をして、化粧をして、、ということをなんの抵抗もなくやってしまう人たちのこと。

そして、身長は中位で高くも低くもなく、名前は3文字でなんなら「子」がついている「⚪︎子」

これが、私の考える普通。

しかし、私はなかなかなれなかったのです。

身長は高い方だし、名前は2文字だし、かわいい格好もできないし(恥ずかしい)、、、

高校は女子校で、どちらかというと男子的役割で、大学ではジーンズばかり履いていたせいか、社会人になった頃はスカートを履くのも恥ずかしくて、25歳過ぎても化粧もしたことなく、男性とお付き合いすることもすこーしだけ、という、普通の真逆! 話せばオタクっぽいし、声低いし、、、

なんで、普通にできないん???? と葛藤するけど、ハードルが高かった。。。

今思えば、「別にいいじゃん」ですが、昔は憧れてるからやってみたいわけです。

なかなかうまくいかなかった思い出

大学の時、CMでエキストラやったんですよね。色んな個性のキャラがいて、個人個人にスタイリストさんが洋服も選んでくれるのです。

みんなかわいいスカートとか、ステキな洋服を与えられて「わぁ、私はどうなるのかな♪」と見たことない自分を夢見て、順番を待っていました。

ら、スタイリストさん、私のその時着ていた白シャツとネクタイのボーイズな格好を見て、「そのままでいいや」と一言(ガーン

今となっては、作る側の視点でバランス的にそういうキャラが少しいた方が良いと、理解できますが、こうして集団の中で自分は「はみ出し系キャラ」とインプットされていったわけです。

そのほかでも、ファッション通な人に自分に似合う洋服を選んでもらう機会があり、そこでも私は流行に沿った女性っぽい服を待っているんですが、だいたい不思議な形の服をあてがわれ、くっすん・・・となる・・・

普通への憧れ

今振り返ってみると、私にちゃんと似合うものを選んでくれていただけなんですよね。受け入れて、それを着ればよかったのに、ねw

でも、なぜか一般的なことにすごい憧れがあったのです。

  • 高くも低くもない標準的な背丈
  • やらかさない常識的な受け答え(スマートでなくて良い標準であれ)
  • 適当に流行を抑えた服装

それが高じてか、作るものも普通っぽいものが好きでした。

  • どこかで見た広告っぽいもの
  • 奇抜でないシンプルなデザイン
  • クセのない絵

仕事をする時にも、自然に作ってしまうとどこか変になってしまうので、普通になるようどこかでみた感じになるよう一生懸命つくっていました。単純に技術が足りていなかったということもありますが、憧れだったんです。

まぁ、私たち世代は「和を乱すな」「規則を守る人が良い人」と没個性の時代だったので、一生懸命それをやろうとしてたのかもしれないです。

今、普通に対して思うこと

30代、40代で公私にわたり、一生懸命普通を目指したおかげで50代の今、浮くこともなくなったかと。。。化粧もするようになったし、スカートも履けるし、普通の格好だし。(レベル低・・・!

で!!

ようやく、ようやく

普通じゃないものもOKになってきましたw w w

てか、もはや時代が「個の時代」「多様性の時代」ですよ! 普通ってなんだ? って感じですよね。

適応遅すぎるw

以前見ていただいたスピ系の人に鑑定時間の第一声

「変わってますね」

「え?そうですか?」

「いや、変わってるなぁ」「大変だったでしょう?」「よくここまでがんばりましたね〜」と小一時間言い続けられ、

「いや、そんなに変わってないですし、大変でもなかったですと返したものの、

見方によっては「普通」になるために何十年かけてがんばりました! と声を大にして言いたい気持ちもありますw

今でも軽く「変なの〜」みたいな反応をされると「どこか変でしたか? 言って! 直すから!!」と過剰反応しそうになりますが、いや、反応しますがw、

「普通」じゃなくてもいい

空気読めなくても、ちょっと浮いちゃっても自分を許そう。

今はそういう気持ちですw

でも、自分で選んだ服装は「変」って言われるので、やっぱり誰かに選んでもらいますw

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